2006-01-01から1年間の記事一覧

冬の色=Crimson

積み残した仕事のことを考えると気が遠くなりそう。でも、もういいや、と思い、28日の夕方になって、仕事場の片付けを少しだけ。雪崩を起こしている書類の救出。さすがに卒論をまとめている4年生は、年末も机に向かっていた。 仕事帰りには、このところKing …

冬の音像(中原中也のこと)

冬になると思い出すのだ。詩人、中原中也が好きだった。彼の詩を読むと、不思議と奥底にある映像イメージが喚起される。 彼がどんなところで過ごしていたのか、そんなことが気になったので、学生の頃、冬のある日、一人で湯田温泉あたりをふらついたことがあ…

便利バスと茶柱

駅までバスを利用することが多いのであるが、バスというのは、実際、あの人型のバス停の表面に貼ってある四角い決められた時刻表通りにくることはまずない。時刻表なんてあってなきが如しである。 特に冬の季節、遅い帰宅時にいつ来るかわからないバスを待つ…

ボケている、とは

■12月。ずいぶん冷えるようになった。仕事場も夜はヒーターが必要。 虚飾のネオンに彩られた街を通り過ぎると、シオンのなんて曲だったかな、「どこからか思い出したようにジョンの声」というフレーズを思い出す。ロックとかフォークの日本語歌詞は興味深い…

コンサート

■先週、Solarの野口典秀くんに久しぶりにあって、その後、音楽のことを考えるようになっていたら、山口謙太郎くんから「チケットあるよ」の連絡をいただき、急遽キリンジのコンサートにいけることに。不思議なつながり。 以前そのことについて少しだけ書いた…

くたびれている、とは

■今週は、火曜、水曜と推薦入試の面接官だった。9:00-18:00。60人余りの高校生が面接試験を受けに来た。大学にとっては、将来の人材を決定する重要な日の一つである。当然だが、真面目に面接を行う。 私にとっては、年に数回、ネクタイを着用する日。昨年だ…

学祭

九州工業大学「工大祭」。いわゆる学祭。写真は、建設社会工学科内、学科展の一部。 研究室では、学生・院生のみんながずっと準備して、学科展・お店を運営。 研究室メンバーは、よくやっていた。お店(CAFE)は、翌日、院生の古賀亮人君に聞いたが、いい店と…

猫と村

■早朝少し明るくなったので、分母庵の辺りの散歩。旅にでると朝の一人散歩は昔からいつも。 外に出たら、猫のポランがついてきた。ずっとついてくるので、一緒に歩くことにした。 猫との散歩は生まれて初めてだ。僕が座るとポランも座る。 辺りは、棚田と森…

村へ

夏頃にご招待をいただいていた江副直樹さんの分母庵へ。もう冬はすぐそこに。 江副さんは、朝日広告賞やグッドデザイン賞などを受賞されている実社会のプロデューサー。 ちょうど、ものの見方をリセット(判断中止)しようとしていたこのタイミングで。プロ…

ハチドリ

悩みごとは尽きないものだ。 忙しくても、ふっとよぎる不安が増幅されたり、そういう揺れの繰り返し。 20代の一時期、ずいぶん長い間、何もやる気がせず、誰とも会いたくない時期が続いたことがある。だから誰とも会わなかったし、会えなかった。病気だとい…

エコロジーという言葉

■エコロジーをデザインの視点から捉える展覧会。デザインを考えるための講評型展覧会"FantasyとしてのEco"での講評会に参加。 写真は、プレゼンを行う家具デザイナーの下島啓吾さん。曲線の美しい作品。 「エコロジー」とは、本来、生態学という意味だが、解…

お笑いの世界

中島らもさんの「今夜、すべてのバーで」 先日の、bokukanさんへのコメントで、昔、2ヵ月にわたって入院した話をしました。 「bokukanさん。驚きました。天神ビブレホール、確かに。ちょうど、次の共演は、Number Girlで楽しみだなあと思っていたときに、僕…

音の風景

こんな状況になると、音が浮かぶ。 最近は、音をつくることが少ないので、時々無性に大音量で音を聴きたくなる。 ■栞奈州彦さんのthe Ramblings of an Poetのページに、昔、僕の書いた歌詞をアップしてくれていて、かつ、曲もアレンジしていただいています。…

ふわほわ神戸大阪

明石焼き! 神戸三ノ宮付近にて。本場の味。以前明石焼きについては、かなり研究を重ねた。 明石焼きの秘密 やはり、じん粉。グルテンは入っていない模様。舌やけどしてもうまい。 ■このあたりを歩いているとリズムのいい関西イントネーションの面白い会話が…

坂の街の秋

16:30-18:45 甲南大学人間科学研究所にて講演。 園芸療法のセミナーということでしたが、そのことを広い範囲で捉えておられるのだなと思いました。僕は、園芸療法については専門外です。しかし、植物や自然の中での直接体験がどこかで心の問題に繋がっている…

The Doors

Waiting for the Sun. 「太陽を待ちながら」。The Doors. 「ゴドーを待ちながら」サミュエル・ベケット 昔、中島らもさんが書いていた。たくさんの仕事があっても、結局は、ひとつひとつ扉を開けていくしかないと。 僕は、中島らもさんを、一度、演劇の舞台…

Guitar Espana

もうずっと聴いているPaco de Luciaのアルバム"Siroco"。凄いの一言。たまたまこの前の飛行機の中でPaco de Luciaライブ映像をやっていて5回(5時間!)も見てしまった。 8:50講義 10:30ゼミ 12:50院講義 14:30FMmeeting 11月18日土曜小倉にて下記のイベント…

海とケーキ

The Sea And Cake。1998年頃から、ずっと聴いている。「The Fawn」の1曲目の歌詞と2曲目が好きで。 itunesに入れると、パンク・オルタナティブにジャンル分けされるけど、どうなんだろうなあ。歌詞はパンクだと思う。でもポップ。 音楽ジャーナリスト/Transl…

きりぬける

急に寒くなって、風がびゅうびゅういっている。屋上の給水塔が風に鳴る。冬によく聞く音だ。 高校のときに聴いたストーンズのWinterという曲を思い出す。なんと直接的なのだろう。まあいいや。 このアルバムだったかな。「Goats Head Soup(山羊の頭のスープ…

かたづける

台風が5つ続けてきているような〆切の連続。 〆切が迫ると、どうして部屋を片付けたくなるのか。 半年ぶりに、仕事場の部屋を少し片付ける。いたるところで雪崩を起こしている書類の山。久しぶりに机の色がわかるようになった。勢いあまって、校舎の外に植…

Landscape meeting

北九州市委員会、北九州市都市計画審議会景観部会 。 委員会がこのようにパブリックに公開されているのはとてもいい。 学生のときに読んだ中村良夫先生の景観の本、風景学入門。その中村先生(委員長)にコメントをいただくのは、なんだかとても嬉しい。もう…

Kevin Shields

Kevin Shields - City Girl Youtube参照 Kevin ShieldsのMy Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・バレンタイン)以降の活動については、あまり知らないのですが、この音と映像は、とても興味深い。ソフィア・コッポラ、ロスト・イン・トランスレーション。 …

Endless tasks

これは、簡単には終わらないなあ、という原稿が3つ。さすがにだんだんめげてきて、Youtubeに逃避。ふと頭に浮かんだ単語、ハイジ。 検索でハイジと入力。大阪弁のハイジ。ははは。こりゃあ、いいや。 やばいやん。 おまけ Kevin Shields - City Girl ■北九…

The Flyers

フランクフルト空港に向かう途中、S-バーンに同じ色のヘルメット、同じ色の自転車をかついだ40〜50歳くらいのおっさんが二人乗ってきた。 にこやかな二人は、瓶ビールを飲みながら、「ハロー」といったので、僕も「はろー」と言った。「どこからきたんだい?…

冷たい風と泡の街

会議が終わったので、ほっと一息。 Radler(自転車に乗る人の意)というのは、ビールを炭酸入りのレモネードで割ったのみもの。 英国のシャンディに近い。アルコール度数もさほど高くないし、のどが渇いたときにとてもいい。 Stuttgartの街の風景。夕暮れ時…

Stuttgart市庁舎

16-18, Oct. 2006. Children in the City 2006に参加。 会場のStuttgart市庁舎は、会議にはとてもいい環境。 サウジアラビア、ベルギー、ドイツの人たちと都市の子どもの居場所についていろいろ話す。 このあたりも、早く文章にまとめたい。 ■Stuttgart市庁…

Hundertwasser

IWUのPeterの家に泊めてもらい、彼らが取り組んでいる省エネルギー住宅、まちづくりの見学。 また、フンデルトヴァッサーの集合住宅にも連れて行ってもらう。1997年頃、東京で彼の展覧会に行って、こういうデザインもあるのだなあ、すごいなと思っていた人で…

うさぎバス

ノルウェーを出る。仕事で来て、その国を出るときに、ああ、またこの国に戻りたいと思うことはあまりないのだが、今回は強くそう感じている。 この2週間の貴重な体験を消化するのには、暫く時間がかかりそうである。 写真は、「うさぎバス」と勝手に名付けて…

My Dear Deer

ラジオによれば、このあたりの山では、初雪が観測されたらしい。Dr. Fjortoftによれば、例年よりずいぶん遅いそうだ。 Dr. Fjortoftは、ノルウェーの中でも、本当に自然とともに暮らしている人だ。 今回の滞在で、ノルウェーの自然のことに関して様々なこと…

meeting everyday

ノルウェーに来てから、プレゼンと会議の連続である。 ようやく、おおよそのフレームが決まったので、次のステップに進める。 今後5年を考えたプロジェクトの展開が楽しみである。 ミーティング風景は、こんな風でどこにいても余り変わらないです。昨日4時間…