My Dear Deer

tapio2006-10-10

ラジオによれば、このあたりの山では、初雪が観測されたらしい。Dr. Fjortoftによれば、例年よりずいぶん遅いそうだ。
Dr. Fjortoftは、ノルウェーの中でも、本当に自然とともに暮らしている人だ。
今回の滞在で、ノルウェーの自然のことに関して様々なことを教わった。それも、自然な形で。本物の高僧と話している感じを受ける。
打ち合わせの後、夕方から、自然公園内の2000m級の高い山に連れて行ってもらい、エルク(elk, 巨大なヘラジカ)狩りの犬と一緒に山に登る。
軽快な足どり。elkのにおいに敏感に反応する。家の中ではのんびりしているが、外に出ると豹変する。今、何を見ているのだろうか。
ところで、「ノルウェーの人から散歩に誘われると、それは散歩ではなく、山登りだと思った方がいい」といくつかの本で読んだことがあるが、やはりそうだ。2年前のときも、Anneに、Take a walk?といわれ、「うん」といったら、夕方19:00から2時間かけて山に登ることに。Anneは、とてもにこにこしていて、一日の仕事の後とは思えなかった。今回もやっぱりそうだった。山登りは好きなのでよかったなあと思う。
今日の夜は、Suppenだからというのでなんだろうな、と思っていたら、ハンターからもらった野生のトナカイの肉のスープだった。ものすごくうまかった。これが、本当の獣の肉の味だ、と思った。