デザイン

アイデアの素

九工大PBL(Project Based Learning)室がオープンしました。 昨年の11月から、文部科学省の教育GPプロジェクト(質の高い大学教育推進プログラム、「PBLを基軸とする工学教育プログラム」)、プロジェクトリーダーの中尾基先生、服部裕司先生から依頼をうけて…

曼荼羅

午後暫くgallery LUMOに。 きてくれた方々にありがたいコメントをいただき、とても嬉しい気分になる。 古いビルディング。冷んやりした階段。リノリウムの靴音。薄曇りの明るい空。やわらかい風。 ■この数年、曼荼羅の世界に惹かれ続けている。 今回の展示、…

start for

この辺りは、ずいぶん暖かくなった。 薄曇り。風はすこし曖昧な感じを残している。 10:00 天籟寺小学校卒業式に臨席、プロジェクトで一緒だった6年生のみんなのいつもと違う顔。安納校長先生の、プロセスを楽しむ話。「楽」という漢字をひとにみたてることの…

process

つくっていくプロセス。 言葉からつながっていくアイデア。 ああ、そうか、こうすれば・・・という瞬間。 英文訳。糸がほどけていくような感覚。 ■後期入試。監督。ネクタイ。 夜宮の珪化木ロールについて、新聞社の方に取材いただく。

DECADE

研究室10年展のお知らせです。 10年という時間は、やはり、ひとつの大きな区切りだと考えていました。 そこで、研究室のメンバーや卒業生、これまでプロジェクト関わっていただいた方々に相談して、このExhibitionを開催することになりました。 環境デザイン…

process

12:30pm PBL室デザイン打ち合わせ。 PJTメンバーと施設課の方々と現場。思いがかたちになっていくこと。 前回の現場との比較。 次は、ぐるぐる動き回る家具と踊る本、深く考える収納。コミュニティ、アイデアの生成を考えるのなら。 15:00遠賀川設計打ち合わ…

collaboration

10:30 M1プレゼン。最終ポスターセッションが楽しみ。 12:50 B3講義。ハワードの田園都市論。久しぶりに英国の風景を思い出す。今年、受講者数が減らない不思議。 16:00 夜宮公園設計打ち合わせ。北九州市・榎本課長、岩下係長、前田さん。天籟寺小学校山口…

rough sketch

朝早く、スケッチを描いてた。 遠賀川の魚とひとの空間設計。300mの長さ。 今、動いているプロジェクトのひとつです。 国土交通省からの依頼で、遠賀川と海の境界のデザインを行っています。 今は、一面コンクリート張りですが、ここを改修する仕事です。 魚…

colours of landscape

「普段、僕らが取り組んでいるデザインの風景を光と色に・・・」 「それで、背景には、果物の味のする金平糖のような色の光を、だせないかなあ・・・」 (なんという抽象的な・・・、これは、おこるよなあ、みんな・・・でも街なかのLEDの色は、強すぎるんだ…

音の粒

休日になだれこむ原稿書き。意識。無意識。集中。休憩。逃避。この繰り返し。 それに気になっていた2つの物語。涙。水の縁。 つくづく、音楽が好きだ。 冬休み前にできあがった手作りtubeアンプとスピーカー(Fostex, FE103を使用)。 久しぶりのはんだづけで…

天井

2009年度から、文部科学省の現代GPプログラムに採択されたPBL(Project Based Learning)室のデザイン。 僕はデザインディレクターとして依頼を受け、このプロジェクトに参加しています。 プロジェクトリーダーは、九工大総合システム工学科の中尾基先生、服部…

small town

冷たい雨。原稿。ついに逃避。 Electric tubeと基盤。ハンダの匂い。少しづつかたちになる電気回路はちいさな街のよう。 冬休みにつくる予定の真空管アンプ。 できあいのtubeアンプは高くて買えないもんなあ。 キットの自作を試みる。小学生以来のハンダづけ…

かたち

先週の講義の終わりのレポートで、3年生の学生さんから、デザインって一体なんでしょうか?という、とてもむずかしい質問がありました。 そこで、部屋にあるプラスチック製の容器を3つ講義室にもっていきました。 (1)透明のカップ(Kitakyushu生まれ) (2)丸い…

時間とともに

隔月刊「コンフォルト(confort)」12月別冊、「土と左官の本4」。 「環境土木の時代へ」の特集。壱岐南小学校ビオトープについて依頼いただいていた原稿が記事になりました。 お近くの本屋さんでご覧いただければ幸いです。 「時間とともに馴染み続ける、土の…

sketch

某コンペ終了。 そもそも早起きなのだけれど、今回は、午前2時だから、これは、どうなのか? この前、問診をしてくれた女医さんとの会話。 「特に問題ないみたいですけど、何か気になることはありますか?」 「あまり困ったことではないのですが・・・もう、…

エコデザイン

月刊「ソトコト」6月号の特集、エコデザイン2008、「リニューアブル・デザイン大図鑑」に土漆喰植木鉢手づくりキット、エコポを紹介していただきました。 生分解性の釣り糸、フィールドメイト(東レインターナショナル)や「その次があるバスタオル」(無印…

春の庭

壱岐南小学校。今年度最初のミーティング。 新しく来られた矢野隆俊校長先生、今年のビオトープ担当の栗原先生、遠入先生。 非常に実のあるミーティングとなった。環境デザインを行う際、未来のイメージをうまく共有できたら、それは、快感になることもある…

考える、つくる、育てる

4月20日から5回にわたって、エコポ・ワークショップが開催されます。 [内容]土漆喰植木鉢手作りキット「エコポ」を使った、植木鉢をデザインするワークショップ。 4/20は、僕も、講師として参加いたします。エコポ・コンテストも開催される予定です。 […

まんぼう

朝、博多駅から新幹線に飛び乗った。席に座るのが面倒なので、立っていたら、のぞみの窓ごしに、まんぼう。 こっちを見てる。 きゅるっとした、こだまの質感。なんだかいいかたちをしているな。 ■新しいプロジェクトのデザインをすることが決まった。今回は…

「場」をつくる

7月から構想、調査研究、伐採管理が始まった直方市の竹林再生プロジェクト。 直方市+九工大伊東啓太郎研究室とのジョイントで、今後5年間で、拡がりすぎた竹林の抑制と広葉樹林への転換、美しい竹林の再生を目指す。 今回は、その第1回のイベント、「竹の座…

美しさとは

今回のエコポ展は、ものをつくることについて考えるいい機会でした。 例えば、この*田中智子(ともこ)さん(design pool ディレクター)の作品。 このように美しいカタチとバランスをつくる感覚は、どこから生まれてくるのだろう。 bokukanさんからも、コメ…

amphibian

amphibian。開催中の「土と緑のエコポ展」に出展した作品のひとつ。 漆喰の造形が水の中でも強度を保つことを展示したかったのと、現在、植物のおかれている状況についての表現を試みた。 マングローブの一種、ヤエヤマヒルギの実生。胎生種子。親木に着生し…

127ecopo

9/19-9/25開催のエコポ展。展示準備中の写真。 夕方、作品搬入。ほとんどの作品が出そろっていて、その数、127個。天井から吊されたそれぞれの植木鉢の作品。 建築家・高木正三郎さんによる手の間のエコポ作品インスタレーション、美しい。 作家さんの作品に…

水の戯れ

研究室旅行にて。ここは、一日中、水の流れを眺めて飽きずにいられる。 柔らかい曲線上を流れ続ける水の表情と光、音。渦。傑出した設計の美しいダム。 大分県竹田市、*白水ダム(白水堰堤)、1938年竣工。設計・監督、小野安夫氏。ずっと訪ねてみたいと思…

カルロスカルパ般若湯

建築家・般若湯友達の高木正三郎さんからのお誘いで、博多百年蔵(石蔵酒造)の改修宴会へ参加させていただく。 高木さんによる木、漆喰、真鍮、アルミをうまく使った改修のデザイン。高木さんは、このプロジェクトのことを本当に楽しそうに語るので、こっち…

エコポ展2007

■100×ecopo! 土と漆喰を使った焼かない植木鉢キットecopoによる、土と緑のエコポ展が開催されます。 エコポを使ったオリジナル作品を募集とのことです。 募集詳細→建築巧房 デキゴト(建築家、高木正三郎氏、スプーンを使ったエコポの造形いいな、と思いま…

キッズデザイン

東京も、とても暑い。高層ビルと、アスファルトに染み入る蝉の声。 九州のクマゼミとは違っておとなしめのセミ。この夏の空気の感じ、なんだか懐かしく思った。 キッズデザイン賞2007、プレゼンテーション。 ふじようちえんの加藤積一園長と再会。建築を手塚…

シンプルさと遊び

ディレクター・デザイナーとして参加してきた九州工業大学工学部の紹介パンフレット(A4,8P)が出来上がりました。 関わってきたものができたときは、2Dでも3Dでも、やっぱり、嬉しいなあ。 コンセプト、「ソリッドおもちゃ箱」 アイコンのデザインや構成、取…

rough sketch

5月から始まったプロジェクトのひとつが一段落。ほっとした。 学部長、副研究科長の依頼により、プロモーション映像、紙媒体のディレクター、デザイナーとして参加。 当初描いたパンフ、映像のラフスケッチ。イメージにかなり近づいている。来週は、そのプレ…

Time machine2

小学校の校舎のことで思い出した。 長崎県、端島(軍艦島)の小中学校 (Nikon FM2, 1/125, F2.8)。 人がいなくなって、もう33年が経過した。人間が関わらないと、小学校はこんな姿になるのだ。 端島は、炭坑の島で、1974年に閉山したのち無人になり、現在の…