音の粒

tapio2008-11-30

休日になだれこむ原稿書き。意識。無意識。集中。休憩。逃避。この繰り返し。
それに気になっていた2つの物語。涙。水の縁。
つくづく、音楽が好きだ。
冬休み前にできあがった手作りtubeアンプとスピーカー(Fostex, FE103を使用)。
久しぶりのはんだづけで、ポトリ。あの懐かしい匂いと煙。ああ、これは、もう無理かと思ったことが3回。
だけど、この無心になる感じ。こころのどこかに、やわらかい空白が生まれるような。
粘土でかたちをつくったときのあの感覚に少し似てる。
銀色の小さなスイッチ。2本の真空管にゆっくりとオレンジ色の柔らかい光が灯る。ほわんと暖かい。響きはじめる温度を纏った音。
音の粒。その表面が気になって仕方がない。無限の色と大きさ。弾けたり、光ったり、すこしざらっとしたり、リズミカルに窪んだり。時々、甘い感じやきゅるんとなる感じ。
BGM: Claude Debussy, "clair de lune, Suite Bergamasque"(月の光)、Rosie Brown, "Sunray"
■今年もあっという間に12月。東京、京都とつづく出張。ドイツからの嬉しいメール=〆切厳守。ノルウェーの先生の来日スケジュール。