アイデアの素

tapio2009-04-17

九工大PBL(Project Based Learning)室がオープンしました。
昨年の11月から、文部科学省の教育GPプロジェクト(質の高い大学教育推進プログラム、「PBLを基軸とする工学教育プログラム」)、プロジェクトリーダーの中尾基先生、服部裕司先生から依頼をうけて、デザインディレクターとしてやってきた仕事です。
自由なアイデアの生まれる空間について考えてきました。
・均質でない空間(金太郎飴の逆)を考えること
・やわらかいデザイン
・ひとをつなぐ空間
・毎日、毎時間、姿を変えていく空間
・色、光、音・・・さまざまな感覚を活用する
・本物を知ること、使うこと

建物は改修だったので、柱が残ったり制限要因が多かったけれど、研究室のメンバー(明石隆宏、篠原徹、中村一尭、松本識史、森田大也、池田祐介、堀田智洋、山本礼子、富井俊)がこの部屋に合わせた動かせる自作家具(本棚、靴箱)の製作に関わってくれたおかげで、とても助かりました。
PBLプロジェクト、中尾先生、服部先生、津田さん、松田さんには、本当にお世話になりました。話が直感的にわかるメンバーとできるプロジェクトは楽しい。入り口の漆喰タイル(LIMIX、ライミックス)は、田川産業の行平信義社長に依頼。自由に文字や図柄を入れることができます。
年度末のあのタイトな感じはすごかった・・・けれども、限られた時間や条件の中で、アイデアを巡らし、つくりあげていくプロセスが僕はとても好きです。

冷たい言葉や文字を使わずに、メッセージを伝えられたら・・・