ひょうたんカタルシス

直方で出会ったひょうたん。 小さい頃から、ひょうたんが好きだった。以前書いた法螺貝と近い感じ。 自分で、育てて、水筒を作ろうとしたことがあったし、とても不思議なかたちだから。 きょうは、珍しくネクタイをしていたので、帰りの電車で、ひょうたんを…

電気メザシ

もうすぐ新しい学期が始まる。大学には、なんとか委員長という仕事があって、いろんな仕事が順番に回ってくるしくみ。 僕は、4月から1年間、安全環境委員長だから、入学式のオリエンテーションで新入生に安全について話すことになってる。 それで、子どもの…

大きな木

神戸大の石井弘明君と研究室の大杉君、岡田さんが九工大来学。合同ゼミ。M1 篠原徹によるマネジメント。博物館の真鍋徹先生もかけつけてくださる。 午前中、福岡市西区の壱岐南小学校のビオトープを見学。近所の飯盛神社の森。ここは、クスやナギの木などの…

外の世界

生態学会での講演が終わって、ほっとした。あの大きなタイトルは、景観生態学会幹事長の鎌田磨人さん(徳島大学教授)にお題をもらって、ちょっと荷が重いなあ、と思っていたので。 でも、セッション終了後、何人かの方々に、共感していただけるコメントをい…

生態学と人

■3/14-3/17日本生態学会が福岡国際会議場で開催されます。自然環境に関わる研究を行っている人が集まる日本最大の学会。下記シンポジウムで、お話しをします。興味があるかたは、ご来場ください。 「景観の生態学的修復と創造」 日時:2008.03.15(土曜)08:…

impression of no borders

朝から、市庁舎と図書館(愛称、Black Diamond)。資料と調べ物。 司書さんに、ある本のことを聞いたら、とても親切に教えてくれた。図書館って、日本では、時間がなくてあまり行く機会がないけど、こっちでは、よくいくんだよなあ。 ■夕方、時間をつくって…

instinct

全く方向性の違う原稿3本抱えたまま、逃避。 冬の大濠公園。自転車にのって。顔がひんやりするけど気持ちいい。 カモメがぽつりぽつりと浮かんで、風に流されてる。 水の深さについて、考えを巡らせる。 ああ、冬の白い山にいきたいなあ。心と身体がしんどく…

Lovely

英国の友だちは、老若男女問わず"lovely"という言葉をよく使います。 Lovely day!とかLovely music!とか。米国語だとfineにあたる感じなのかなあ。 この言葉は、なんとなくpeacefulな感じがして、いつもいいなあと思うのです。 2007年も、もがいているうちに…

冬の色

街を歩くと、いつからか、この時期特有の人工光の質が変わった気がする。特に今年は、顕著にそれを感じるのだけれど、僕だけだろうか。 あれは、発光ダイオード(LED)の光なのだろう。あの光がたくさん集まると人工感が強すぎて、余計に冷たく感じる。寒い…

続いている時間、空間

水曜日は、8:50から講義が始まって、打ち合わせ、ゼミ、会議と続き、夜、19:20に大学院の講義が終了するので、毎週この日は、へとへとになるのでございます。 一日中しゃべり続けると、脳の酸素か何かが足りなくなるのだろうか。妙にハイテンションになった…

偶然出会う人、時間、空間

博多での会議に向かう途中。天神の交差点、自転車に乗った人類学者の飯嶋秀治さんに、ぱったりとお会いする。 数分間、近況となんとか時間をつくって改めてお会いしましょう、ええ是非何とか今度CDもっていきますよアボリジニーのジミヘンの音楽などじゃ是非…

ぼろぼろになった本

講義の後の学生さんのミニレポートで、好きな本について教えてください、とありました。 友だちからもらった本。とても好きで何回も読み返す作品があります。 この真木悠介(見田宗介)さんの「気流の鳴る音 ー交響するコミューンー」。旅や山に持ってくこと…

緑の幹の群れ

正午、直方の現地。新しいプロジェクト。 竹林のデザイン。 竹林の拡大については、10年前くらいから気づいていたし、専門家の間でも大変なことになると言われていた。 この本数と密度。気が遠くなりそう。 これから、いくつものファクターを考えて、動かし…

かたづけ

後学期。 講義も始まったので、このままではいかんと思い、部屋の雪崩のような状態を久しぶりに片付けた。 一日中、机の中も、本棚も。気が遠くなるような作業。床が見えない。 しかしそれでも、一つずつ、然るべき場所に納めていく。だんだん気持ちが良くな…

ふたば

いただいた後、種を土に埋めていたらでてきた双葉。 なんでも、「まずは埋めてみる」癖は、相変わらず。 なんだか絵に描いたような色とカタチ。 まさか芽が出るとは思わなかったよ。 この双葉の植物の名前を当てることができた人は、すごい。 ヒント、熱帯の…

幅広い時間

ギャラリー「手の間」にて、講義。手の間の入り口は、原田進さんの漆喰パネルのドアがいい感じ。 コメンテーター江副直樹さん、高木正三郎さん。 幅広い年齢層の方々がたくさん来てくださった。遊びについての話は、本当に尽きることがない。みなさんに書い…

歪夜

湿度計の針、82%の位置。纏りつく湿気。 風が強くなった。夕方から、交通のダイヤは乱れ、新幹線も止まった。 16:00からのミーティングをキャンセルしてもらい、急遽、福岡に戻って、印刷屋さんへ。 その後、天神。風と雨は、福岡でも結構強くて、傘は役に立…

台風と夜学

台風5号の名前は、「ウサギ」。ウサギという響きが好きなので、気になるなあ。奇妙なコースをたどっている。このまま行けば、金曜に九州。それにしても、いったい何で、ウサギなんじゃろな。 ちょうど、 ギャラリー「手の間」で、下記、夜学の講義の日。酒と…

夏の術(1)

去年、思いついた、この国の夏の夜を涼しく過ごす術。 夜、扇風機を外にだす。スイッチオン。網戸超しに、部屋に向けて風を入れる。 いい感じで、眠れます。直接、風が身体にあたらないよう注意。 夕方、友人たちと話していて、それは、知らんかったよ〜、と…

空気の色

急に、空気の感じが変わった。夏なんですか。元来、日本の夏は苦手でやる気もなにもなくなって、気がつくとビール、ビール、デュボネ、ビール。クール。フール。 これじゃあ、いつもの繰り返しなので、少し違った方向で、どうやったら楽しめるか、今年は少し…

生ビール付

朝からセミの声がする。H2O多めの空気。夏が近い。 先日、お誘いいただいた茶会での、粋な氷モミジ。 ■今週の講演(転載) (1ドリンク、生ビールつきってのがライブハウスみたいでよいです) 九州工業大学技術交流会 <三木会 さんもくかい> 『自然と人、…

夏池の温度

9:00から福岡市、壱岐南小学校でのワークショップ。 小学校4年生のみんなと池に入る。 繁殖しすぎた植物を少し取り除く。また、外来種のジャンボタニシの駆除とは、どういうことか考える。 ホタルもカエルもジャンボタニシも、同じ生命なのに、何故ジャンボ…

シロとクロ

ミーティングから戻ったら、コンピューターがフリーズしていて、強制終了。再度立ち上げたら、画面に薄い色の進入禁止のようなマークが一個。ここから先は入ってはならぬ、ということか。 こんなの初めて見たなあ。何が原因かわからないというのは、やはり良…

戸畑の友だち

13:00-16:00 戸畑のお母さんたちと子どもたちとのワークショップ。 小学校5年生、中学1年生、中学3年生、大学3年生、大学4年生との協働による身近な空間のデザイン提案。 みんなの模型作り(1/100)のスピードは確実に早くなっている。驚くほど楽しそうにつく…

colours of rain

ところで、こんなにたくさんの色をいっぺんにつけたHydrangeaを見つけたよ。びっくり。薄い色の花火みたいだ。 アジサイの花。雨の花のような。学名のHydrangeaは、「水の器」の意味らしい。ハイドランジアの響きが昔から好きだ。 水。ラヴェル「水の戯れ」…

Powers of Ten

Powers of Ten とても好きな本です。フィリップおよびフィリス・モリソン、チャールズおよびレイ・イームズ事務所共編著。 この本を読むと、(どちらかというと眺めていると)、僕は、なんとなく不思議な気分になるのです。私という存在を、遠いところから見…

とりまく状況

夜が明けてきた。地表のエッジ部分と朝の空の色。土曜日のプレゼンの準備。ふぁ〜。酸素。 神戸のひろろんさんにコメントをいただいて、考えていたこと。 結局、この国は、表層のみが変化していて、政治のしくみは、「お代官さま、うえっへっへっへっ。おぬ…

酒は毒か2

新鮮な純米酒のみを呑んだときに、宿酔にならない理由についての仮説(伊東啓太郎, 2007, 未発表) 1) 純米遺伝子適応のめる説 2) アルデヒド身体長居酢酸分解早め説 3) 不純物多め酒身体ダメージ説 九州では、昔からある焼酎のお湯割りも、おいしくて、ダメ…

津屋崎現代美術

相変わらずいくつかの原稿に追われているが、アーティストの廣岡千里さんにご案内をいただき、津屋崎旧玉乃井旅館<解体と再生>プロジェクトへ。 薄曇りの津屋崎の海は、絵のような白緑で、異様な雰囲気。水温高めプランクトンなのか。 このプロジェクト、…

酒は毒か

酒は、毒かどうか。 ときどき、呑んでいるうちに制御できなくなってしまいます。こうなると毒の勝ち。 そして、これまで、繰り返してきた次の日の宿酔。これは、最強の敵で、どうあがいても勝てません。 でも最近気がついたのは、きちんとした新鮮な純米酒。…