偶然出会う人、時間、空間

synchronicity 博多での会議に向かう途中。天神の交差点、自転車に乗った人類学者の飯嶋秀治さんに、ぱったりとお会いする。
数分間、近況となんとか時間をつくって改めてお会いしましょう、ええ是非何とか今度CDもっていきますよアボリジニーのジミヘンの音楽などじゃ是非僕も。飯嶋さんとは、以前にも、偶然、街中でお会いした記憶がある。
その2分後、次の交差点。スウェーデン製の車の中からこちらにむかって手を振っている麗しい笑顔。「え、僕?」と思って一瞬戸惑ったが0.3秒後にEさんと認識。Eさんとも以前、偶然お会いしたことがある。キングクリムゾンなどを聴きながら暗い気持ちで立ち止まっている僕に。なんだか明るい気持ちになったので、次の交差点でキングクリムゾンを聴くのをやめた。
ふと、眼をあげると、青い空と美しく黄色いケヤキ。chihayaさんありがとう。
偶然ばったり出会う人。不思議なことに決まっている。スタイリストのゆうちん、ドラマーのchikaさん。科学哲学者の加藤茂生君とは、あの広い東京の中、神保町の古本屋で、おお!かとーくんじゃないかやあ久しぶり偶然だね嬉しいねえ。そいえば蝉の岡崎康洋君にも、ときどき西の果てとか妙なとこで会うなあ。極めつけは、バルセロナのランブラス通りで偶然再会した、大阪のはっちゃん。
確かに日常の行動範囲や行動特性が近ければ、確率の話で説明できるかもしれない。しかし、偶然出会うための時間軸と空間軸上の一点が一致する確率は、恐ろしく低い。今回も、もし、飯嶋さんと会ってなかったら、Eさんにも会っていないはずだ。非常に近い空間にいても時間がずれるわけだから。
この感じ、なんだか不思議だなあ。