Powers of Ten

Powers of Ten (Scientific American Library Paperback)Powers of Ten とても好きな本です。フィリップおよびフィリス・モリソン、チャールズおよびレイ・イームズ事務所共編著。
この本を読むと、(どちらかというと眺めていると)、僕は、なんとなく不思議な気分になるのです。私という存在を、遠いところから見てみること。きっとどんな分野の人にも共通する感覚なんじゃないかな。
以前、九工大の生協からの依頼で、推薦本を教えてくださいとのことでした。それで、この本を紹介しました。和訳版もあります(パワーズ オブ テン、日経サイエンス社)。
伊東啓太郎:「工学の全ての分野に共通する大きさの概念。10の25乗の世界から10の-16乗までの世界を一冊の本で旅することができます。私は、今、10の4乗の世界から10の0乗の世界を研究で旅しています。」(九工大生協パンフレット, 2006 )
考えてみると、僕は、日常生活では、もっと遠いところに意識が行っていることもあるなあ。
今は、目の前に広がるA4サイズ世界、〆切を間近にして、意識を失いそう。