電気メザシ

tapio2008-03-27

もうすぐ新しい学期が始まる。大学には、なんとか委員長という仕事があって、いろんな仕事が順番に回ってくるしくみ。
僕は、4月から1年間、安全環境委員長だから、入学式のオリエンテーションで新入生に安全について話すことになってる。
それで、子どもの頃のことを思い出した。安全と関わるちょっと怖い話。たぶん、歩けるようになって暫くしたころの記憶。
小さい頃、いろんなものに興味を持っていたのは確かなんだけど、メザシ(たぶん、イワシという魚の稚魚の干物)が気に入っていたと思う。記憶は、とても曖昧だけれど。
台所。ここはとても鮮明に覚えている。クリーム色の引き出しの下に、二つのコンセントがあった。僕は、小さいメザシを二匹両手にもって、ダウジング
焦げ茶色の縦長のスリットに、メザシ二匹を。丁寧、かつ同時に。
その瞬間、身体が、ものすごいことになった。なんといったらいいのか、この感じは。今でも、はっきり憶えてる。
メザシのしっぽから頭、そして、僕の腕を伝わって、ほっぺたから足の先まで、なにか、身体の中に長い生き物が入り込んで、暴れまくるような。頭が真っ白になった。
4/7のオリエンテーションでは、無知がいかに怖いことであるか、また、安全とは何か、このことから話すことにしようと思う。写真は、先日、パリの地下鉄駅構内にて発見。
■第2次福岡市緑の基本計画第3回委員会、人工島、ぐりんぐりん(伊東豊雄事務所設計)にて。杉本正美先生に仕事のヒントをいただく。