酒は毒か2

新鮮な純米酒のみを呑んだときに、宿酔にならない理由についての仮説(伊東啓太郎, 2007, 未発表)
1) 純米遺伝子適応のめる説
2) アルデヒド身体長居酢酸分解早め説
3) 不純物多め酒身体ダメージ説
九州では、昔からある焼酎のお湯割りも、おいしくて、ダメージが少ない気がします。鹿児島や宮崎の焼酎文化は、素晴らしい。また、沖縄あたりの泡盛や古酒。
昔、学生の頃、溝上展也君と西表島の熱帯農学研究センターに研修にいったとき、途中で1リットル入りの紙パック泡盛をみつけた。シークワーサーという酸っぱいみかんのようなのを入れて、氷で割って呑んだ。むむっ、これは、うまい。
近所の魚屋で、値段のないカツオの刺身を売っていたので、二人で250円づつ出して、「500円分ください」といったら、山のようにパックに入れてくれた。なんだ、これは、うまい、うまい。
結局、そのパック泡盛、うまい、うまいといって、その晩二人で全部呑んでしまった。
次の日。朝からものすごく暑くて目が覚めた。頭が、グラグラする。リヴァーヴ蝉が鳴いている。空は恐ろしく青くて、目をつき刺すような赤い花。洗濯機の中の青くて凶暴なヤシガニ。この状況で、悪夢のような宿酔。
紙パックには、大きな字で「二日酔いしません」とかかれていた。
■3日には、東京のときの同僚の友人たちと久しぶりに呑んだ。5年ぶりくらいか。不思議な縁、楽しいひととき。時間の経過を感じないのは、同じような速度や質で我々のまわりの時間が過ぎているからなのかもしれないなどと、わけのわからないことを考えたりした。それにしても、「シャンディ・ガフ」の「ガフ」ってなんじゃろなあ。
連休前に健康プロジェクトに参加し、酒を少し控えようと思ったのに、まるでその逆になっているのは、自分でもとても可笑しい。ノルウェー行きが秋になったので、2007年の連休は、酒、原稿、酒、作曲、酒。こうやって過ぎていく。