ひょうたんカタルシス

tapio2008-04-11

直方で出会ったひょうたん。
小さい頃から、ひょうたんが好きだった。以前書いた法螺貝と近い感じ
自分で、育てて、水筒を作ろうとしたことがあったし、とても不思議なかたちだから。
きょうは、珍しくネクタイをしていたので、帰りの電車で、ひょうたんをぶら下げた感じは、自分でも奇妙だった。
終わってない仕事は山のようにあるし、気持ちは暗く、鬱々としているのに、この、ひょうたんと僕。この組み合わせ。
電車の中で、どうしても、乗客の人々の視線がひょうたんに集まっているのがよくわかる。なんだか、業が深いなあ。この中に、酒が入っていれば、絶対呑んじゃうよ、なんて思ったり。
その後、部屋に戻って、よく観察してみると、中になにか入っていて、振ってみると、からからと乾いた音がする。
気になって仕方がない。
急いで今日中に締め切りの原稿書かなきゃならんのに・・・。
穴から覗いてみると、中はとても暗い闇。入り口になにか見えてるのに何かわからないし、うぐぐ、とれない。
頭とピンセットを使って、徐々に、柔らかくするようにしていたら、少しづつ、ほぐれて、出てくる。音も変わってきた。
ふと我に返ると、この作業に、40分も没頭してしまっていた。
それは、くっついた種の固まりだった。この種、まだ、生きてる。
でも、不思議なことに、この作業中には、頭が空白になっていたようで、種がでてきて音がしなくなったのと相まって、気分が結構すっきりした。高取焼の亀井味楽先生のところで、陶芸を習っていたときの感じと似てる。
この感じ、なんていうんだっけ、今度は、あぁ、その言葉が思い出せん。
カタストロフ、カタリスク、アガリスク、・・・ストロガノフ、・・・!、カタレプシー?
・・・・・
ずいぶん経ってから、そうだ、おっ、カタルシスだ。ああ、そんな感じだったよ、カタルシス
ヒョウタン、Lagenaria siceraria var. gourda、ウリ科 ユウガオ属、英名、bottle gourd
■12:00いのちのたび博物館真鍋さん、エコポpjtメンバー、WS打ち合わせ。13:00ミーティング、福岡市公園緑地課、大原課長、井上係長来室。14:00北九州市勝山公園遊具委員会の件、茂田係長、梅野さん。夕方、長野にいる研究室修了生の小柳智一君が寄ってくれる。2年ぶりくらいか。わずかな時間だったが、元気そう。嬉しかった。ちょうど、彼の小学校区ごとに自然環境評価を行った論文を、大原さんたちとの打ち合わせで紹介したところだったので、ちょっと不思議な感じがした。
■17:00直方新入地区にあるグアーグアー市場にて、ひょうたんに出会う。18:00直方でのプロジェクト打ち合わせ。M2明石隆宏、M1高嶋紀子。その後、剱神社。社務所の縁側から桜。原稿書きの仕事がなければ、酒を呑みたかった。グアーグアー市場には、地元でとれた新鮮な野菜や果物が、都市部とは比較にならないような値段で売られていて、とても美味しい。近くに行くことがあれば、寄ってみるといいかも知れません。