Spring ephemeral

うっきゃ〜(のだめ風)、もう新年度が始まるよお。出張、ミーティング、メイル、メイル、電話、書類。思わず、白目になりそう。
しかし、それにしても、二ノ宮知子さんの「のだめカンタービレ」(講談社コミックスKiss, 2002-)は、面白いなあ。音楽のストーリーを、こんな風に表現できるなんてすごいなあと思う。
先週末は、雨だったので、実写版を友だちに借りて、いくつかみてびっくり。なんと、実写でも、登場人物の、のだめくんたち、本当に白目になっていた。こんなドラマはじめてみたな。ここまで原作のままだと、ストレートで気持ちがいい。
■研究室に中学3年生のきりこさんがお母さんと一緒に訪ねてきてくれる。いろんなことに興味を持っている感じ、良いなあ。僕も、この感じを忘れないようにしたい。遊び場のデザインや変わった形のコップ、口琴の音などについて。田丸圭一君に送ってもらった口琴の音、秀逸なCD。春休みは、ちょっと不思議な時間なんだよなあ。どこにも所属していないひとたちの浮遊する感じ。
■先日、アリと種のことが話題になっていて、思い出したのですが、カタクリ(Erythronium japonicum)も種をアリが運ぶ「アリ散布植物」といわれています。カタクリのような植物は、「スプリング・エフェメラル」と呼ばれていて、まだ、林床に光の入る春先の短い間に花を咲かせたあと、地上部は枯れてしまいます。生態学関連の本に出てきます。
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)とは、「春先の儚い生命」のこと。不思議な音の響きだなあと思います。
このところ一気に気温が上がってきて、あわただしくなるとともに、少し、感覚が変わってくる。朝の気持ちのいい、まだ白目にならなくていい時間に、少しだけこんなことを考えていました。