氷河建築

tapio2009-09-23

OsloにOpera House(Operaen)ができたことは、聞いていた。
Dr.Fjortoftからも、駅に送ってもらうときに勧められた。
「この前いったけど、とてもいい建物だから、見ていったら。氷河がモティーフになっているらしいのよ」
「うん、話には聞いていたよ。とてもよさそうだから、時間をつくってみにいくよ」
スノーヘッタ(Snøhetta)による設計 。
遠くからみると、氷河が海にゆっくり近づいているような建築。白い壁とちょうどいいスロープ。
青に近いようなガラス。氷河のイメージのように感じる。
また、カーテンウォールは、太陽光発電を担っているらしい。
ゆっくりと登っていくと、確かに、氷河を登っているような感じがする。
建物の白。フィヨルドの海。停泊している船。カモメの鳴き声。斜めから差し込む光。長く延びる影。
夕暮れの冷たい空気。赤く染まる空の色。
場所のもつ力。あちこちで消えゆく本物の氷河。秀逸なデザイン。
氷河のような建築がこの街へ出現することの意味。