再会、音の海

tapio2008-09-15

17:00 渋谷O-nestピア・フラウス from Estonia、コンサート。
メンバーのRein Fuks, Reijo, Eveとは、3年ぶり。
流れで、Pia Frausのみんなと回転寿司。カッパ巻き、ショウガ(ガリ)の解説、太巻きのかんぴょう、でんぶは特に難しい。
19:00 演奏がはじまる。好きな音を目の前で聴けること。
はじめから、おわりまで、ステージは控えめでクール。しかし、はじめ少し堅く冷たかった音が、次第に熱を帯びてくる感じがわかった。
途中、6人のメンバーの出す音が、粒になって重なり、うねるような感じ、といったらいいのか・・・とてもいいライヴだった。
終わってから、ジントニックとビールを飲んだ。Tallinnで会えなかったメンバーとも、音や街のことを話した。
Reinは、演奏前、とてもナーヴァスになっているといった。けれど、演奏が終わった後の表情と言葉はとても柔らかかった。僕は、この感じに、とても共感を覚えた。
好きな音に徹底的にこだわることの意味。
みんな、渋谷の風景には、もう、唖然としているといったほうがよかった。話しているなかで、Vo.のイブは、優しい表情で「森や草原が好きなの」、といった。
僕も、「この国の山や森や川が好きなんだ」、といった。
僕は、イブに、読みかけのペーパーバックをわたして、みんなとTallinnでの再会を約束した。
とても、いい夜だった。Hさん、Kくんとも久しぶりに会えてよかった。
渋谷、人、坂。ガラスで囲まれた喫煙コーナーの風景。美しい姿の馬。ビール、冷奴、絶妙なミョウガの味。目の前で練るわさびの色。夜のネオン、ビルの隙間から光りながら落ちてくる雨粒、青山通りのタクシーと昔話。遠い国の草原。