underground

tapio2008-08-29

08:15 百道浜、シーホークホテル。村上龍氏の小説「半島を出よ」の舞台になったところだったな、ここは。
韓国の先生たちから、笑いながら「今日は、ネクタイしてないんだね」といわれたので、「僕は、滅多にネクタイをしないんです。昨日は、特別だったんですよ」と話す。でも確かに今日は、ちょっとラフすぎたかも。
08:30 出発。嘉瀬川ダム、ループ橋。大きなバス。黒塗りの立派な車。前の席、鹿島建設の佐野さんは、電話で分刻みのスケジュール調整やマネジメント。
韓国のRyu先生と、お話しできて楽しかった。僕のプロジェクトに面白い提案をいただく。
15:30 博多駅ビルの現場。ヘルメットと長靴を借りて、地下に潜る。JRの博多駅開発本部長馬場義文さん、黒石章夫課長にお話しを聞かせていただく。建設現場は、いつも興味深く見せてもらうけれど、今回の博多駅ビルの現場は、ほんとうにすごい。
なにしろ、鉄道が通常通り走っていながら、ビルは積み上がっていくわけだから。そのための免震構造。たくさんの鉄骨。暗闇に光る建設機械のライト。降ってくる溶接の火花。SF映画のシーンのように見えてくる。でもこれは現実なのだ。
現場との境の壁が3mmずれるだけで、新幹線はストップするらしい。事故の許されない現場の緊張感。職人の人たちの顔。ここでは、ひとがものをつくっている。
17:30 博多。 西田さんに用意していただいた国際交流部会打ち上げ。ビールを飲むとふわ〜っと力が抜けていく感じがした。ほんとに旨いビールと料理。
西日本高速道路の上森誠さん、鹿島建設の佐野忍さん、西日本技術開発の篠原覚二さん、第一復建の西田恒義さん。1年間ほんとうにご苦労さまでした。
佐野さんの発せられた「熱のある現場」という言葉が、印象的だった。
D1石松一仁、M2明石隆宏、M2大石悠乃のサポート、ありがたかった。