光と影

tapio2008-08-13

墓参り。
子どもの頃に感じた、はじめて死者を送るときの寂しい感じをまた思い出す。
こういうことが、スピリチュアルということなのかな、なんて再び考えてみたけれど。
夕暮れ直前の雲。大きなクスノキ。夜の雷鳴と光。あまりにも美しい花。不思議なかたちの柳の木。あたたかい雨。続いていく道。昔、教えてもらったモモの物語。ひとの話を聞く力。
偶然に出会った、群馬直美さんのエッセイを思い出す。
「森の中で、落ちた場所の運命にじっと耐えている種。雨や風にも耐えて、あらゆることを受け入れて、乗り越えていく。だから、自然に育った木は強い。」
森の中には、光と影が同時に存在していることを、今日、僕は、あらためて想った。科学とは違うみちすじで。