アフリカ、河童、影

tapio2008-06-28

夕方から、研究室にてオープンセミナー。
講師:鎌田磨人氏徳島大学工学部教授)。
「日本とアフリカ・マラウィの比較里山論」および「河童伝承に基づく里地水辺の風土類型」
鎌田さんには、生態学の基本的なところから、アフリカでの森林とそこから繋がるひとの暮らし、経済との関係、マラウィのとても厳しい現状、日本の河川の風土類型についてお話していただく。生身の自然から、切り身の自然。カッパというメタファー。印象的な葛飾北斎の河童。現代の漫画的で影のないかっぱ。
気がつくと、3時間。とても刺激的なお話しだった。鎌田さんには、本当に感謝。
終了後、学生のみんなが準備してくれた懇親会。僕も東坡煮をつくった。風土パーティは、それぞれがつくったり、とりよせたり、もってきていただいた食べものや飲み物で、なんだかとても豊かな感じがした。僕は、地域色の強い食べものがほんとうに好きだ。出光隆先生、木村吉郎先生、87の会の近藤さんがきてくださる。
愛媛:ジャコ天、さしみ、山口:枝豆、ういろう、ねぎ 福岡:ぬかだき、甕の焼酎、めんたい卵焼き、シュークリーム、イカ明太、粕屋巻き 大分:ごまだれうどん 佐賀:温泉豆腐 長崎:カステラ、東坡煮 熊本:だご汁、いきなりだんご
最終の新幹線にて、博多。車内ビール。鎌田さん、石松一仁と呑みながら、遅くまで話す。僕は、影のことがずっと気になっていた。