海のロボット

お盆。いくつかの場所へ墓参り。あまりに暑かったので、海岸に寄ってみる。
白い精巧なロボット。待機。
おっ、君も？
からっからに乾いた白い砂。
尖ったプラスチック破片の温度。
いきばを失った午後の澱んだ空気。
束の間、モノクロームの雲間に薄い色の虹が現れた。
■8月16日（木）西日本新聞朝刊、今回担当執筆の広告事評8月号、現代都市考第8回、掲載です。コラムの現代都市考では、鎮守の森（神社の森）について、生態学の視点から少し書かせていただきました。よろしければご覧ください。