若松バンド

tapio2007-02-25

昨日の夕方、北九州市の戸畑渡場から、初めて、ぽんぽん船で若松に渡った。
戸畑で8年も働いているのに、初めてのことだ。以前から乗ってみたいと思っていた。夕暮れ時。洞海湾の海の向こう岸、ゆらゆらと街の灯りが揺れている。大きな船がゆっくりと行き交う。
5分の短い船旅。一人で船に乗るというのは、なんだか渡り鳥になったような気分で、気持ちがいい。風は冷たかったが、波と景色をずっと見ていた。
若松へは、劇衆上海素麺工場の方々にお誘いいただき、鈴木常吉さん、中尾勘二さん、関島岳郎さんのライヴへ足を運んだのだった。ギター、アコーディオンクラリネット、サックス、チューバという構成で、なんともいえない、とてもいい雰囲気の夜。この海岸=若松バンドに溶け合う感じの音と人々。セッティングをされた方のセンスなんだなあ。なんとなく、20年前に訪れた上海の和平飯店(Peace Hotel)を思い出しながら、のんびりと、でも、ときどきとても悲しい歌を聴いていた。
ギネスを2本、ごちそうになった。身近すぎて気がつかない、いいところがあるものなのだと思った。日常、追いまくられているとこんなに素敵なことや風景に気づかないのだからなあ。お誘いいただいたことに感謝。
■卒論修論のプレゼン練習は、皆、なんとか一段落。明日明後日は、発表会。卒論生6名修論生3名。一生のうちに何回もできるものではないので、悔いのなきよう。
■今日は、10:00から、北九州市いのちのたび博物館で講義。午後、福岡に移動して、九大医学部にてうち合わせ。久しぶりに、ほっとする人たちに会った。そういえば、もう、次の週末は、京都出張なのであった。2月は、日にちが少ないので、いつも、あれれ、もう3月?ってなことになるですね。