子どもの頃の記憶

■陶芸家の友人、堀川貴永君が先日「昔遊んでいた山、森が、今はもうない」と書いておられました。なぜかとても気の合う友人で、とてもいい作品を作られています。
http://kiryuan.cocolog-nifty.com/kiki/
確かに、僕らが育っていく過程で身近にあったものが、この数十年で多く失われてしまっています。神社の森にしてもそうです。環境保護のヒステリックな感じとか盲信的なものは苦手ですが、さすがにここまでくると、やはり身近な自然をどうやって残すかということは、本当に大切なことだなあと思うようになってきました。
■私の子供の頃の作文を何回かに分けて連載したいと思います。1972当時の自然の状態の描写も入っており、とても興味深い。昨年、何かのきっかけで思い出して、実家からコピーを送ってもらいました。基本的に原文どおりですが、ひらがなが多いのであまりにも読みにくい部分は漢字に変換しています。
この作文は、私が6歳(小学校1年生)のときに書いて、1972年の全国作文コンクールで文部大臣賞をいただいたものです。
お昼にエビフライのシッポをセミセミ〜といっておでこに貼り付けて、友人のボリ君たちと遊んでいたら、新聞社の取材がきて、写真を撮られたり、いろいろ聞かれたりして、びっくりした記憶があります。私は、1月生まれなので、とても小さく、落ち着きがなく、いたずらばかりするとんでもない子供でした。だから、担任の松本隆吉先生には、本当にお世話になりました。