石の記憶

昔、北九州や福岡には、路面電車が走っていた。
この3年、研究室で取り組んでいる北九州市戸畑区の夜宮公園めぐり坂池の一連の設計(今年度は追加設計)で、当時の路面電車の敷石を使えないかという提案をしたら、田中浩子さんに調整いただき実現した。また、昔からある門柱と夜宮公園のプレートは、PJTメンバー、田中さんたちといろいろ考えた末、間隔と形を少し変え、敢えて残した。
公園設計・施工の際、ディテールにいい材料を使うことは、なかなか難しいことが多い。けれど、今回、昔の記憶を持った石を使えたことは、とても嬉しい。
一方、現場では石の加工に苦労をされているというお話も聞いた。
夜宮公園めぐり坂池の設計にあたっては、最初に「記憶と人、生き物のつながりを緩やかに再生する」ことをコンセプトにした。
地域らしさ、風土、自然とはなにか、ずっと考え続けている課題である。
石は、ここで再び時を刻む。
改修前のめぐり坂池
北九州市戸畑区夜宮公園めぐり坂池
[発注者] 北九州市戸畑区まちづくり整備課
[基本設計] 九州工業大学伊東啓太郎研究室
[実施設計] 爽環境計画 [協力]天籟寺小学校
九工大めぐり坂池プロジェクトチーム
伊東啓太郎、山本礼子、松本識史、大村康一郎、阪田暁、富井俊、秦祐二、中本昭、梅木綾、松本拓也、高橋千裕、天籟寺小学校、山口清美先生、三角先生、西原先生、都留先生。



■北九州。少し寒さが緩んで、柔らかい陽射し。これから、夜宮公園の施工現場のち福岡県戸畑高校にて、生物多様性と環境デザインについての講義。海はこのところ、寂しい感じ。鳥の羽ばたき。 2011年2月3日 14:39:45JST
■ @ecodesign_KIT 梅木さんによる講義の後は、伊東先生による生き物のつながりや、環境デザインについての講義が行われました。世界の様々な所の写真やプロジェクトのスライドを見て、高校生のみんなは興味津々に聞いていたようです。次からのWSが楽しみです。 http://yfrog.com/h8ujscij 2011年2月3日 18:02:18JST
■日本景観生態学会、「ランドスケープエコロジーの現在」。徳島大学の竹村紫苑さん「都市のはざまに残された里山」に引き続き、今回は、東北大学の中静透先生に執筆いただいています。「ランドスケープレベルと生態系サービス」白神山地の保残帯など・・ http://bit.ly/cDoicV 2011年2月2日 09:52:44JST
■The night zoo, Kitakyushu, Japan. After several session about ecological education. http://twitpic.com/3ufr0a 5:58 PM Jan 29th
■I'm doing my lecture at Itouzu zoo Kitakyushu city. This is old and good forest in urban area. http://twitpic.com/3ud3yc 12:55 PM Jan 29th
■今年は、九州でも寒い日が続く。北海道では、最低気温-30℃のところがあると聞く。僕が過去に体験したのは、ノルウェーで-20℃だった。テントで、トナカイの毛皮とシュラフに入って寝ていた。光を当てると、ふうっと吐いた息が凍って、さらさらと光りながら降りてきた。他の星はどうなんだろうな 8:55 AM Jan 29th
■Poster session by the children. How to plan the town park.Really good presentation!! http://twitpic.com/3u2qu4 2:57 PM Jan 28th