flowers&wheels

とてもラッキーなことに、天気が良くなった。
ロンドン、アゲイン。長いエスカレーター。地下鉄のくすんだような匂い。
地上に出る。草の香り、薔薇の紅茶みたいないい匂い。この時期、辺りは22.00頃まで明るい。
夕暮れ。二つは食べられないだろう。一つで十分だよ、というカレー屋のインド人のおじさん。5ポンドの野菜カレー。電気羊も食べてみたかったよ・・・
London Kensington and Chelseaの市役所にて、Mさんに大変お世話になり、さらにLondon近郊でいくつかの庭園を訪ねることができた。
ニューカッスルでは、マギーにも本をもらい、荷物がさらに重くなってゆく。
そんなわけで、トランクの車輪ロスト。既に壊れかかっていたのだけれどさらに運びにくくなってる。
ただ、何処にいても救ってくれる人がいるもので、ある店の主人に聞いたら、それならあそこにいったらいいよと教えてもらって。
そして、その主人は、店を出る僕に大きな声で笑いながらこう教えてくれた。
"Never go on Sundays!"
22年ぶりのBaker Street。トランクを持って行くのは面倒なので、デジカメで写真を撮って、僕は「こんな風に壊れたんだよ」といった。
「それなら部品があるから、そのホイールをつけてみたらいいよ」
「特殊な部品だからこのねじ回しを使うんだ」
「ありがとう、とても助かるよ」
プロフェッショナルな店だなあと思ったのと、古い物を自分でなおして使う感じが僕はやっぱり好きなのだ。
で、狭い宿に持って帰って、取り付けた。やった!うまくいったと喜んだのも束の間、車輪がグルリと回ったときに本体にひっかかってしまう。
それで、カッターを手に入れて、次の日の夜、二つのホイールのゴムの縁をかなり削った。上手く動くようになった!
その夜、Travelの語源を知ることになる。やっぱり苦労味噌だった。
詳しい語源→山下太郎さん、ことばの歴史をたずねる旅
苦労味噌と庭園の話は、7/7(水)から始まる庭園史の講義「環境デザインの歴史と展開」にて。お楽しみに。
■旅メモ(KTips:Keitaro Travel Tips)
Professional! Londonで、トランクの修理をしてくれるショップ。The luggage repair station "ALBA" is quite near to Baker Street. 136 Marylebone Road, London.