大雲取越


05.30am 霧雨 アルファ米 乾燥チキンカレー 珈琲 気温が少し高いのが救い。
07.00 出発、案内板「この地から、熊野川町の小口までは、海抜800mある難所で、大きな雲を越えていくといわれ、平安時代に後白川上皇藤原定家が旅日記でその厳しさを嘆いた。熊野参詣道の最も有名な難所の一つである」
那智山→小口(14.5km)
07.50 登立茶屋跡 那智山から5.5km地点、台風18号による土砂崩れのため通行止め迂回
11.10 大雲取地蔵、激しい雨 屋根のある休憩所に助けられる アルファ米
12.15 斎藤茂吉歌碑「紀伊のくに 大雲取の 峰ごえに 一足ごとに わが汗はおつ」まさしく。
無数のお地蔵さん。お墓。石の間の白い花。シダの群生、苔の緑。雨があがる。樹林の中、少し陽が射してくる。風が吹いて突然おちてくる大粒の樹雨。
16.20 小口 西行法師の歌碑 廃校の桜
南方酒店でビールと蒲鉾を。
小口自然の家、テント。穏やかな語り口のおじさんたち。たまたまお客さんがいたとのことで、自然の家のお風呂をいただく。お湯の温度が身体に沁みてゆく感じ。ほんとうにありがたい。
風呂あがり。川の音。古い神社。草の匂い。遠くの山桜。ビール。蒲鉾。乾燥パスタ。