夕暮れ時。村の小さな店で手に入れた地酒。
黒い大きな樽が積んである。
「辛」「中辛」「甘」の３種類。
「これ、少しください」「飲んでみますか」
「うん」
古い蛇口のついた樽から出てくる飴色の液体。
いったい、どんな味なんだろう・・・
おお、けっこう美味しい。ブランデーとヘレス（シェリー）を混ぜたような。少しだけ甘い。アルコールもそんなにつよくなくてやさしい味。
「じゃあ、辛口ペケーニョで」「ペケーニョで2Lだよ」
2Lかあ、まあ、ゆっくり飲もう。これで500円くらい。いちじくパンと良く合う感じ。
エンジンオイルみたいだなあと思いながら・・・
