砂マンダラ

tapio2009-03-22

Decade最終日。
18:00から一気に研究室メンバーで片付け。
そいえば、チベットの砂マンダラは3日間ぶっ通しで作って、流してしまうんだったよなあ、なんてことを考えながら。
■今回の展覧会、たくさんの方々に来ていただました。久しぶりに会えた人もいてなんだかとても嬉しかった。Free Noteにいただいたたくさんのコメント。
ギャラリールーモのフチガミコウジさん、藤本愛さんには、展示の準備から開催期間中ほんとうにお世話になりました。今回の展示のきっかけになったのは、イラストレーターである渕上コウジさんの絵になにか深いところで惹かれたことが大きかった。そして、あの場にいるとなんかほっとする感じがあったのは、お二人がいつもあの壁の後ろにいてくれたからだったような気がします。
お二人のコメント「ルーモ日誌」
■I've been in my mind, it's such a fine line. That keeps me searching for a heart of gold. And I'm getting old. (from "Harvest", Neil young, 1972)
■“DECADE” 開催にあたって
10年という時間は、やはりひとつの大きな区切りだと考えていました。そこで、これまで私たちの研究室で取り組んできたプロジェクトを振り返り、次の10年のベクトルを見据えてみようと考えました。
こうやって、取り組んできたランドスケープデザインに関わる仕事を並べて研究室の皆と話していると「僕らは、都市と自然の境界を扱っている」「そしてそこには人がいる」ということに改めて気がつきました。
21世紀は環境の時代と言われて久しいですが、二極化してゆく世界とグローバリズムの中で、人々が進む方向はどこにあるのか?そんなことを考えることができるエグジビションになればと思っています。
もう一つのテーマは「旅」にしました。メンバーそれぞれの旅。若者の旅は未来への糧です。
恩師が昔語ってくれたように、僕たちには、10年くらいの長いスパンで考えることができる時が必要なのかもしれません。次第に展示の配置は曼荼羅のようになりました。
フチガミコウジさん、藤本愛さんをはじめ、開催にご協力頂いた方々にとても感謝しています。
2009.3.17 国立大学法人九州工業大学大学院 准教授 伊東啓太郎