癒しとは

tapio2009-01-16

アヴァンティゼミという公開講座で、癒しのデザインというお題をもらったので、暫くこのことについて考えていました。
僕の中では、癒しという言葉は、なんだか簡単に使えるタームではないような気がしていました。
調べてみると、もともと、未開社会の呪術医が病を治す悪魔祓いからきていること(文化人類学者、上田紀行さんの著作を参照)、それが、今さまざまな意味で使われていることなど・・・
ただ、そうはいっても、空間をつくるとき、どうしたらほっとすることができる空間になるだろうということは、考えます。でも、この感覚、言語化がとても難しいんですよね・・・。言葉が定着し、使われているということは、この国ではそれが必要な時代になっているのだろうなあ。
そんな中、悶々としながらも、今日は、僕なりのそういう感覚の写真や言葉、プロジェクトについて、アドリブでお話しをさせていただきました。ふっと部屋の空気が変わる瞬間が何回かあって、少し不思議な感覚にとらわれました。
この写真は、京都の西芳寺苔寺)、昔、秋に訪ねたときのものです。雨のなかの苔や木々。穏やかな緑。異世界。ほんとうに静かな空間。少し揺らぐ感じのかたち。
■ふたこぶらくだみたいな日。08:45北九州市戸畑区天籟寺小学校。6年生のみんなと身近な緑と環境について考えるワークショップ。M2 西田貴紀、篠原徹、M1 松本識史、大村康一郎、B4山本礼子、阪田暁12:00-13:30 戸畑の環境シンポジウム打ち合わせ。いくつかの楽しみなアイデア
19:00-21:00 小倉駅AIMにて、avantiゼミ。定員を上回る方々に来ていただき、喜んでいただけたとのこと、とても嬉しかった。なんだかライヴハウスで演奏し終わったときの感覚に似てた。終了後、懇親会。楽しいひととき。驚きのはちみつと黒胡椒のピザ。アヴァンティの高松さん、高柳さん、スタッフのみなさんに感謝。