2008-08-09 転がる 旅 街を出る。自転車に乗って。転がる感じ。 空気の感じがだんだん変わってゆく。音も。空の色も。 遠くに白く光る積乱雲。 ひまわり、稲穂、ウスバキトンボ、時々出会うアキアカネ、川の流れの音。 銀色の鉄塔、遠雷の響き。近づいてくる雨の匂い。 道のはずれには、季節のかけらが落ちてる。鮮やかな青い色の大きな蛇がゆったりとわたっていった。 ここでは、夏と秋が溶け合っている。