nowhere

tapio2008-06-12

梅雨の晴れ間。朝から1年生講義。4年生とミーティング後、新幹線。博多へ。会議2つ。カフェにて隙間メイル。
21:00, Tenjin, FUKUOKA
街なかの夜。ビルの間の白っぽい空。40秒の信号待ち。ずっと話し続けると頭の酸素が足りなくなるのかどうかわからないけど、疲れているような気持ちいいような不思議な感じになる。
21:30 帰り際、電車を降りると、いよいよ頭がショートしそうになって、めったに立ち寄らないロータリーの外れにある蛍光灯の明るい店。金色に赤い鯛の絵のついたビール3本を手に取った。
水色のしましま制服の男が、僕に小さな箱を差し出して言う。
「1枚ひいてください。」
ぼーっとした頭で、「これはいったい何であろうか、この中に手を入れると蛇にかまれるんじゃないだろうか」なんて思いながら、たくさんの紙切れの入った箱の中に手を入れて急いで一枚とって渡す。
「はずれ券ですね」と男が涼しい顔でいった。
僕は、状況がわからないまま、「そうですか」といって、ビールを抱え、その店を出た。
なんだかつるつるした冷たい白い壁に囲まれたような奇妙な感覚。ここは一体何処なんだろう。
少し考えたけど、ビールをごくごく飲んですぐに忘却。倒眠。