近いのに知らない

大学のすぐ近くに、夜宮公園という大きな公園がある。
ここの一部の設計をすることになったので、北九州市のまちづくり推進課の方々、キュレーターの方、研究室プロジェクトメンバーで現地調査。
今年、とても楽しみなプロジェクト。
外に出ると、なんだかとても暖かくて、楓や欅など、冬には葉っぱのなかった樹木の芽が大きく膨らんでる。
名前のわからない樹木を調べる研究室のみんな。この木は、ほんとうに梛（ナギ）の木だっただろうか。このあたりで、そんなに見かける木ではないので、実は、ちょっと不安。図鑑で調べたら教えて下さい。神社や神様と関係の深い木。
夜宮公園には、これまで奥の方までいったことがなかったのだけれど、じっくり歩いてみると、積み重なった時間や自然の移り変わり、人間の所作、光の多様さに、はっとさせられた。
こんなに近いところなのに、思いのほか深くて知らないことばかりだったから。