カスピ海上空

tapio2006-09-25

予算をできる限りセーブするため、シンガポール航空カスピ海黒海の北あたりを飛んでいる。
目的地Oslo(Norway)はヨーロッパの中でも遠いところである。従って、航空運賃も高くなる。SASLufthansa, ANAは確かに飛行時間は短くて済むが、やはり航空券は相対的に高い。シンガポール航空はよく利用する好きな航空会社である。
12時間近く飛行機に乗るのはきついけれど、ときどき目をやるこの飛行ルートの画面は、面白いなあと思う。
ああ、この辺の地名は、何かで昔読んだなあとか、ここはいったなあとか、地上の街ではどんな暮らしをしているんだろうとか考えると想いは尽きない。ウクライナの小麦とか、地理で習ったけど、どんなところなんだろうなあ。黒海ってどんなところなんだろうな。
昔、旅の途中、イタリア国鉄ストライキで身動きのとれなくなったヴェネチアで出会って、紛争前のユーゴスラビアからギリシャに一緒にバスでぬけたトミタ君からこの辺のドラブゾンだったかなハガキをもらったことを思い出した。トミタ君は、1年間の旅の途中であった。南米から渡ってきていた。ICUで経済系の勉強をしていて、ペルーのトウモロコシ袋を抱えたトミタ君との、暫くの道中は本当に楽しかった。
今回の飛行機のチケットは、記録的経済性を達成。ルフトハンザ航空で、フランクフルト→オスロ、3100円。新幹線博多小倉間並の安いチケット。ヨーロッパでは、季節や時間帯によっては、ときどき考えられないほど安いチケットが手に入ることがある。
旅に出ようとしている人は、ウェブ上のルフトハンザや他の航空会社のHP等で検索してみるといいかも知れません。