偶然に出会う

Closing Time朝の新幹線。神戸芸工大杉本正美教授に偶然お会いする。とても楽しいひとときであった。
杉本先生は、私が学生の時に、ランドスケープデザインについての特別講義をしていただいた先生である。新鮮な講義だった。こんな領域の仕事をしてみたいなと思った。
私が4年生の夏に、指導教官の須崎民雄教授が、突然亡くなられた。悲しかった。溝上展也君と西表島の熱帯研究センターに行く途中の船の中で悲報を聞いた。前日に大福餅をいただいたばかりだったのに。
その後、卒論のテーマは、緑地計画のまま進めることになり、玉泉幸一郎先生、他大学の先生であった杉本先生にも見ていただくことになった。それから、もう20年近く。
指導していただいていた須崎先生に、当時いわれたことだが、「啓太郎君が考えていることは、2つの刀を持つようなものだ、時間がかかる。ライフワークになるよ。それでもやろうと思うのであれば取り組んでみなさい」と。結局、ライフワークになっている。いろんなことを思い出した。
杉本先生にお会いしてなんだかとても疲れていた気持ちが、ふわっと軽くなった。
偶然の出会いというのは、確率では説明できない。不思議な何かがあるような気がしてならない。
BGM 名盤 トム・ウェイツ(Tom Waits) Closing time
昨夜、ようやく、大きな報告書1つ終了。