洗髪と酢

髪を洗う。いわゆるふつうの天然材料の石鹸で。20年くらい前からそうしている。シャンプー(いわゆる石油由来の合成シャンプー、合成界面活性剤使用)の成分表示をみていると、いろんな意味で、怖くなったのだ。グーグルで成分を調べてみるとよい。恐らくこれらは、川や海に流れ込んだ場合、分解されることは難しいだろう。
例えば、石けん百科
http://www.live-science.com/index.html
この天然石鹸で洗うと髪がぎしぎしする。しかし、その後、酢で中和すると、とても滑らかになる。
このことは、加藤茂生君に学生の頃教えてもらった。私の下宿には風呂がなかったので銭湯に通っていた。銭湯にいくお金がないときは、よく加藤君の住んでいた長屋のお風呂に入れてもらっていた。
加藤君は、洗濯機も持っていなくて(もちろん私も)、木の洗濯板で石鹸をつかって洗濯をしていた。シャンプーもなく、石鹸とクエン酸が風呂場にあった。ありがたかったなあ。
お金がなくて、風呂に3日くらい入らないでいると、結構いやになってくるんだよなあ。夏は、下宿の手洗い場の水道で髪を洗ったりしていた。1ヶ月入らなくても平気だった強者Zさんという人もいたけど。Zさんには絶対にかなわない。
最近は、私もちょっとゴージャスになって、赤ワインビネガーを試しに使っている。まるでセレブリティ。わはは。これは香りもいいし、市販のリンスよりずっと安い。
そのおかげかどうかわからないが、髪の毛だけは、結構、元気で健康なのである。
きっと、汚れは、あんまり落としすぎるとよくないのだ。また、便利すぎるのも頭や身体を使わなくなるので×。