Nagasaki

tapio2005-08-18

長崎は生まれてから、18年間過ごした街である。
長崎の駅は日本の西の端の終着駅。終着駅というのは、実は珍しいのである。列車は、ここが終点であることを告げるアナウンスとともに駅に滑りこむ。これから先には、船にでも乗らない限り何処にもいけない。
こんなところで、多感な時期を過ごすと、なにがなんでも船に乗ってどこでもいいからいかなくては、という気持ちになるのである。町田康(町蔵)氏は、出来る限り遠いところへ行きたくないと、へらへらぼっちゃんその他の著作で述べておられるが、私の場合は、その逆である。町田さんは、大阪という環状線があるような街で若い時期を過ごしておられるので、私のように「船に乗らなくちゃどこにも行けない」感がなかったのではなかろうか。
長崎は、そんな端っこの街なので、食べ物や文化が海の向こうのものとごちゃまぜになって遍在している。写真は、「ミルクセーキ」(恐らくmilk shakeが訛ったもの)。シャーベット状の固相となった卵とミルクの味が、ふわっと口の中に拡がって、素朴だがこれは本当に美味しい。
12:00会議 16:00谷山論文M 18:00研究室OB鈴木たけ氏来訪、大手ゼネコン新人としての心構え話を聞く。面白い。あだ名の話も。世の中にはいろんなあだ名があるが、たけ氏の友人には「鎧(よろい)」という人がいるらしい。これはすごい。これはすごいというあだ名を思い返したが、これ以上のものは・・・。