初秋の山(2)

縦走。坊がつる〜北千里ヶ浜〜久住別〜久住山(1787m)〜御池〜中岳(1791m)〜法華院温泉。
硫黄山近くのススキ。標高が高いところにくると光の質が違うように感じる。
九重連山の中岳が、九州本島で最も高い山だったとは知らなかったよ（九州最高峰は、屋久島、宮之浦岳）。
中岳から、白口岳の谷を抜け法華院温泉へ向かう登山道は、途中、崩壊のため迂回路になっている。崩壊地は、今にも大きな岩が落ちてきそうでやはり怖い。
山の中にある法華院温泉は、700年も前から天台宗（密教）のお寺があったところ。温泉で修行なんていいな、などと考える。
路傍に紫色のリンドウ（リンドウ科リンドウ属、Gentiana scabra var. buergeri）、黄色のアキノキリンソウ（キク科アキノキリンソウ属、Solidago virgaurea var. asiatica）。
7時間歩きっぱなしの後の温泉は、極楽。月の光と僕の影。（つづく）