Ruby Tuesday

Between Buttons朝から打ち合わせで田川市。無事終わって仕事場。ノルウェーシンポジウム関連の研究室スタッフと打ち合わせ。よく動いてくれている。その後、都市緑地研究メンバーとミーティング。
帰りは、久しぶりに車だったので、どこかで飯を食って帰ることにした。九州北西部には、「ちゃんぽん」という麺料理がある。この前知ったことだが、このちゃんぽんには、長崎ちゃんぽん、博多ちゃんぽん、戸畑ちゃんぽんという種類があるらしい。ちゃんぽんという言葉を連呼していると、言葉のもっている意味が曖昧になってきてなんだか変なもののような気がしてくる。
せっかく7年近くも戸畑で仕事をしているのに、この戸畑ちゃんぽんを食したことがないというのはいかんな、と思ったので探す。しかし、その目当ての店はもう8時で閉まっていた。
八幡のまちの道路沿いに、中央軒という赤提灯の小さいちゃんぽん・ラーメンの店を見つけたので入った。8席ほどの赤い丸椅子とカウンター。ここは八幡だが紛れもなく、細い蒸し麺のいわゆる戸畑ちゃんぽんだった。美味しかった。製麺所の勢力圏やそんなことをいろいろ考える。
が、それよりも、たまたまラジオから、火曜日だったせいかストーンズのルビー・チューズデイが流れてきたこと。この赤提灯でStonesのRuby Tuesday。店の真面目そうなおじさんがこの曲を口ずさんでいたのが不思議にしっくりときていた。この小さな店はいつから建っているのだろう。かつては鉄や石炭関連の産業で栄えていたであろうひっそりとした街。
たぶん火曜日とこの曲のチューズデイという女の子とは関係がないはずだが、世の中はある種の偶然とミスアンダースタンディングの連続で成り立っている。
この店のおじさんの雰囲気やたまたまあの曲がかかることになんだか巡り巡るものを感じた。